大学を中退する人は1年間に7万人いると言われています。もちろん無職だったり非正規雇用で働く人もいますが、全員に仕事がないわけではありません。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、大学中退・大学院中退者は3年以内に69%がなんらかの仕事に就いており、正社員移行率は24.2%です。
失業率は2000年以降で最低だった2009年でも5%台です。ハローワークを利用する人には大学中退した20代よりも条件の悪い人は沢山いるのですから、『大学中退したら仕事ない』なんて嘘なんですよ。
20代フリーター専門の転職エージェントを利用した人の場合は、一社以上から内定を貰っている人が80%以上です。
[char no=”1″ char=”男性1″]大学中退したワイに仕事なんてないんや…。最低賃金のアルバイトで食いつないでいくしかないんや…。[/char]
こんな悲観的になることはありません。こんな悩みがあるなら、今すぐ転職エージェントに行って自分が採用されそうな求人案件がないか確認してください。
いいですか?ハローワークではなく転職エージェントです。ハローワークでは「応募できるかどうか」はわかっても、「採用される可能性が高いかどうか」まではわかりません。
転職エージェントには、大学中退者を積極的に採用している企業が登録しています。
営業職の求人に強い『就職カレッジ』は、既卒者(内定のないまま大学を卒業した人)よりも、大学中退者の方が採用後に長く働いているケースもあります。
不採用が続いて諦めてしまいそうになっているあなたも、もう一度だけ自分を奮い立たせて就職活動にチャレンジしてみてください。
当たり前だけど応募できる求人数は少ない
当たり前ですが、大卒者に比べれば応募できる求人自体が少なくなります。応募資格を「大卒以上」とする求人に応募しても書類落ちです。
労働政策研究・研修機構の調査によると、中退者の3年以内の正社員移行率は24.2%です。大卒者・大学院卒者の62.5%と比べればかなり厳しい状況なのは間違いありません。
しかし、高卒以上や学歴不問の求人なんて沢山あります。選択肢が少なくなるだけで仕事がないわけではありません。高校中退・大学中退という経歴のある筆者だって3カ月間の就活を続けたら不動産会社の正社員になれました。
「大学中退だから」と諦めてしまう前に、エージェントのキャリアアドバイザーから就活のコツを聞いてみたり、応募する企業の検討基準を見直してみてください。
仕事探しの3つのポイント
- 特定の業界や職種にこだわりすぎない
- 応募条件をしっかりチェックする(求人内容に嘘がないか)
- 仕事内容や職場環境をよくチェックする
大学中退者はどこで仕事を探すか
大学中退者の仕事探しは、主に次の6つがあります。
- ハローワークを利用する
- 大学中退者の就活支援を行っている転職エージェントを利用する
- 求人情報サイトを見る
- アルバイトからの正社員登用制度を使う
- 紹介予定派遣を使う
- 知人や身内のコネで紹介してもらう
大学中退者はハローワークと求人サイトだけを利用する人が圧倒的に多いですが、できれば民間の就職支援会社(エージェント)を検討してみてください。
登録している企業はブラック企業を一定水準で排除しており、長く働けるような企業だけを紹介してもらうことができます。もちろん全てのサービスを無料で利用することができます。
特に、書類対策や面接対策をしてもらうなら転職エージェントがおすすめです。書類審査なしで面接へ進める求人もあるので、気になれば一度チェックしてみてください。