期間工とは、自動車メーカーなどで直接雇用されて働く契約社員のことです。主な特徴は次の通りです。
- 短期間でまとまったお金を貯められる(3カ月の総支給額は120万円以上)
- 寮費や光熱費が無料で、給与明細に記載されない収入面でのメリットが多い
- 契約期間は3カ月~2年11カ月になり、期間満了後は失業保険を受給できる
- 就職活動費用や資格取得費用を用意できる
- 不採用の可能性が低いので履歴書の空き期間を少なくできる
- メーカーによっては正社員登用も積極的
- 自動車を作るので当然体力は使うが、女性でも採用される
20代の仕事のなかでは圧倒的に給与が良いので、大学中退後によくある「就職活動費用を捻出できない。アルバイトを増やせば就職活動の時間が作れない」という自体から抜け出せます。
期間工の収入の高さの仕組み
期間工は、学歴不問で採用されやすい仕事の中ではトップクラスです。
時給は1100円~1400円が一般的です。入社祝い金のほか、満了金や各種手当など、時給や日給以外に様々な支払いがあります。
3カ月間or6カ月働いた時に支払われる「満了慰労金」を貰って辞める方が多いです。
期間工をしていたことが不利にはならない
[char no=”3″ char=”男性3″]期間工って契約社員なんですよね?アルバイト期間が長くなると不利になるのでは?[/char]
あまりに長く期間工をしていれば不利になるかもしれません。「就職活動費用を貯めるんだ」と割り切って3カ月か6カ月だけ仕事をしてみるのがおすすめです。
一般的な時給1000円のアルバイトで3カ月働いても60万円ほどしか貰えません。
しかし、期間工なら120万円以上になります。家賃や水道光熱費は会社が負担してくれるので、貯金のしやすい職場です。
期間工は体力面がきつい!3カ月以内に辞める人は?
自動車を作るので体力面ではきついです。期間工になってから3カ月以内に辞める方が全体の3~4割ほどす。
「仕事がきつそうで長く出来るかどうか不安…」と思っているかたもいますが、短期間で辞めても問題ありません。企業側も慣れているので「すみません、今日で辞めます」といえばOKの職場がほとんどです。
なお、部品系メーカーは女性でも沢山のかたが採用されています。
正社員登用制度はメーカーによって異なる
どこのメーカーの期間工でも正社員登用制度を実施しているわけではなく、企業によって方針は異なります。
トヨタ自動車やスバル、アイシンAW(トヨタ系の部品会社)、デンソーなどは正社員登用に積極的なことで有名です。
特にトヨタ自動車は、2015年以降に年300人以上の正社員登用をしています。
一方、正社員登用に消極的なのは日産自動車などです。(グループ会社の日産車体や日産九州は正社員登用に積極的しています)
もっと期間工について知るなら
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