大学中退してから2年くらいフリーターをしていて、就活をはじめようと思っています。資格の勉強をすれば就職活動が有利になりますか?
有利か不利かでいえば、もちろん有利です。
しかし、正社員経験のない方は「ポテンシャル採用」として採用されるのが原則です。ポテンシャル採用とは、今ある知識や経験よりも、入社後に成長しそうかどうかを重視して採用することです。
就職活動を始めてみて「この会社で働きたい」と思う会社の応募条件に資格が必要なら、資格勉強をするのがおすすめです。入社後に資格取得を支援したり、社内研修で公的資格が取れるケースもあります。
資格よりも「どんな経験があるか」を見られます
20代未経験者の採用では資格は重視されません。未経験者が資格を保有していても即戦力として活躍してくれるわけではないからです。
それよりも、「誰と働くか」が企業経営において重要視されています。
- どんな経験をしてきたか
- どんな価値観を持っているか
- 職場の人間と上手くやっていけるか
複数人のチームでプロジェクトを進めていく以上はチームワークが重要ですから、求職者個人がどんな能力を持っているかよりも重視されています。
応募条件に資格が必要なら取るべき
応募条件に要資格とあるなら資格を取らなければいけません。営業なら運転免許を、経理の仕事なら簿記2級か簿記3級を必須としている求人が多いです。
なお、資格は持っていて当然というケースが多く、面接で資格をアピールしても有利にならないこともあります。
宅建をアピールしても「いや、宅建なんて誰でも持ってるでしょ」と返ってくるのはよくある例ですし、IT系の資格をアピールすれば「それで何を作れるの?」という質問が返ってくることが多いです。
「宅建取れば不動産営業になれる」は嘘
「不動産営業みたいなブラックは宅建持ってれば余裕で入社できるよ」
これは明確に嘘です。
わたしは3年離職率が7割を超えるような賃貸物件の仲介をしている会社で働いていましたが、採用されたのは10人の応募で1~2人ほどです。
20代で宅建を持っていても不採用になる可能性は十分にあります。
大学中退者におすすめの転職エージェント
転職業界最大手のリクルートグループが運営しているフリーター専門のエージェントです。
全国に拠点を抱えており、抱えている求人案件数はどこよりも多いです。営業職は全体の4割程度、求人数が多いので営業以外の職種も沢山あります。
大学中退者支援プログラム「セカンドカレッジ」や、営業職向けの「ジェイック営業カレッジ」という無料就職講座を受講できるエージェントです。
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ハタラクティブが紹介してくれる求人の中で、営業職は全体の3割程度です。事務や広報、生産管理、総務など、営業以外の職種を探している人におすすめです。
※その他のエージェントについては『大学中退した人が利用できる転職エージェント一覧』をご覧ください。