求人サイトで「未経験OK」「未経験者歓迎」を見て次のように思ったことはありませんか?
未経験OKって本当ですか?実際は経験を求められるのではないですか?
ひとことに「未経験OK」といっても、社会人経験のない大学中退者も採用される求人と、不採用の可能性が高い求人があります。
「未経験」は大きく分けて3通りがある
ひとことに未経験といっても次の3通りがあります。
「業界経験なし」
「職種経験なし」
未経験OKと書いてあれば誰でも採用しているのかといえば、そんなことはありません。企業によって「未経験者歓迎」の意味が異なります。
求人情報に書かれている「未経験OK」の5つの意図
未経験OKとしている企業には、大きく分けて5つの意図があります。
1.教育体制が整っている
自社に教育制度が整っている企業は、一から育て上げて会社の戦力にすることが可能です。このため、求職者の人柄や入社後の成長力を重視して採用しています。
「社会人経験なし」の方にお勧めなのはこの職場です。大量に新卒採用している会社もこのタイプです。
2.色々な人材を採用したい
「会ってみなければわからないのだから、応募してくれた人とは全員と面接する」という方針の社長もいます。
正社員経験なしでも、過去のアルバイト歴やボランティア活動などを活かせると判断して採用される可能性があります。
3.前職のスキルを活かしてくれる人材を探している
「業界経験なし」「職種経験なし」でも良い人材なら採用したいのがこのタイプです。
自動車販売営業の経験はないが、前職が生命保険営業⇒採用の可能性が高い
営業経験も自動車業界経験もない⇒不採用の可能性が高い
4.とりあえず応募者数を確保したい
離職率が高かったり応募者が少ないなど、なんらかの問題を抱えているケースがあります。
このケースには「とりあえず採用してみて、残った人間だけを育てていく」というブラックがあるので要注意です。求人に掲載されている待遇や労働条件も嘘のことも多いです。
ただし、「会社の知名度自体が低く、扱っている商品も企業向けなので魅力が伝わらない。そのために応募者が少ない。」という会社もあります。企業規模は小さくとも魅力的な職場はねらい目です。
5.誰でもできるようになる仕事だから
言い方は悪いですが「誰でもできるようになる仕事」です。教育体制が整っていなくても、説明書や簡単なノウハウを説明すれば、一定水準の品質の仕事はできるようになります。
飲食業界や倉庫内軽作業など、肉体面でハードな職場に多いです。
もちろん、身につくことは沢山あります。飲食店で売上をきっちり作った人はその後のキャリアアップも順調にいくことが多く、他業種でも評価されます。
まとめ
未経験OKといっても、企業の意図によってさまざまな解釈があります。「この未経験OKな求人は自分が応募しても採用されるか」はしっかり考えなければいけません。
大学中退者が採用されやすい未経験OKの求人を探すなら、転職エージェントがおすすめです。企業側の求人意図を把握していますし、求職者一人だけでは気付きにくい狙い目の企業を紹介してくれます。
「応募できる求人が少ない…」と悩んだ時には一度利用してみるとよいでしょう。
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