大学中退した人にとって大きな関門となるのが職務経歴書の提出です。

「アルバイト経験を職務経歴書に書いていいのか、書いたらマイナスにならないか」という疑問はありますが、アルバイト経験を書かなければ、職務経歴書に書くことがなくなってしまいます。

大原則として職務経歴書は絶対に出しましょう。「書くことがないから…」と提出しなければ書類審査で不採用になってしまいます。

職務経歴書作りで意識する3つのポイント

「短くてもアルバイト経験がある」という前提で、職務経歴書作りで意識するポイントを紹介します。

1.自己PR欄には長所を沢山書く

大学を中退した人は『ポテンシャル採用』となるので、採用担当者に「この人を雇ったら戦力になってくれそうだな」と思わせられるかどうかが大切です。

自己PRの書き方としては、次のような流れを意識してみましょう。

  • アルバイトでは○○という業務を行った。
  • ○○という業務で△△というスキルが身についた。
  • △△というスキルを御社で活かすことができます。

自分の強みと弱みを分析してみて、アピールできる長所はできるだけ沢山書いていきます。

2.アピールできない職歴は書かない

応募する企業の業務内容と関連のあることだけを書きます。「このスキルに関しては即戦力として役立てる」と思わせるのが大切です。

事務職に応募するのに、引越しバイトで培った重い物を動かすテクニックをアピールしたところで、採用担当者には届きません。

3.自分で考えて行動したことは必ず書く

基本的にアルバイトは先輩から言われた事だけを行います。アルバイトが提案して業務が改善されることは滅多にありません。業務内容に「こうしたらいいのに…」と思っても意見しない人が大半です。

だからこそ自分で考えて、業務を改善した経験があればアピールポイントになります。どれだけ成果がでたのかを数字を盛り込めば効果的です。業務の短縮時間などは

「平均で15分かかっていたところを13分に短縮」などと書くと信用性が出てきます。

アルバイト経験が全くない場合は

職歴がないからといって、職務経歴書を書かないのは絶対によくありません。「職務経歴書≒自己PR書」です。あなたに長所があればなんだって書いていいので、アピールできることはどんどんと出していきましょう。

部活やサークルなどの経験を通して、あなたがどんな人生を歩んできたかをアピールするのがおすすめです。コミュニケーションで苦労したことや、部活での練習を改善したことがあればしっかり書きましょう。

「長所なんてないんだけど…」という人へ

「長所なんてない」という考えは、短所ばかりが思いついてしまう人にありがちです。学歴コンプレックスもあるかもしれません。

しかし、この世に短所しかない人間なんていません。徹底的に自己分析すれば長所が見つかります。少なくとも「謙虚」「自信過剰による取り返しのつかないミスをしない」という長所はあるでしょう。

自己肯定感が低い人はなかなか採用されません。自信なさそうな態度で面接に臨んでも不採用が続いてしまいますから、その点からも長所を見つける必要があります。

どうしても長所が書けなければエージェントを利用する

どうしても長所が思いつかなければ、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのがおすすめです。

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