介護の仕事はどこも人手不足なので、介護業界未経験かつ大学中退の経歴があっても採用されやすいです。
しかし介護の仕事は想像しにくいこともあり、ネガティブなイメージを持っている人が少なくありません。
- 離職率が高い
- 給料が安い
- 仕事内容がきつい
- 就職できなかった時の最後の手段
近年では介護業界の離職率は下がり、資格を身につけてキャリアアップできるような制度が整ってきました。採用されやすい介護業界で正社員になってキャリアをスタートさせるのは、悪くない選択肢の一つでしょう。
介護業界の離職率は低下している
厚生労働省の介護職種の離職率を見てみると、次のような推移となっています。
2006年ごろまでは介護業界自体がブラックと言われても仕方ない離職率でした。しかし慢性的な人手不足を改善しようという動きがあり、近年の介護離職率は大幅に低くなっています。
離職率の低下とともに介護職員も増えています。2000年に約55万人いた介護職員は、2013年時点で約171万人になりました。まだまだ伸びる余地はあるとはいえ、深刻な人手不足は少しずつ解消されています。
※全産業平均の離職率と比べれば1%増です。離職率の高い業界の代表である「飲食業界」や「宿泊業界」の20%台半ばと比べればずっと良い数字ではないでしょうか。
ただし平均年収は低い
介護福祉士・社会福祉士の平均年収は280万円(月収20万円)、上位資格のケアマネジャー(介護支援専門員)なら年収400万円ほどになります。
介護福祉士の資格は3年間の実務経験があれば受験可能です。未経験者なら、入社4~5年目に年収280万円程度と考えればよいでしょう。
介護施設の収益は「介護報酬」に頼っているので、儲けるのが難しい仕組みになっています。介護報酬は原則として利用者が1割負担、残りの9割を市町村が負担します。自治体の税金頼りになっていることもあり、従業員の給料が大幅に増える可能性も低いです。
介護未経験の大学中退者におすすめの介護求人サイト
介護のように特定の業界を目指して就職活動を行うなら「介護専門の転職サイト」がオススメです。
介護専門の人材紹介会社の多くは有資格者のみを募集していますが、かいご畑・きらケア介護求人なら全くの未経験者・無資格者が応募できる求人が多いです。
- 介護資格なし
- アルバイトでも介護施設で働いたことがない
- 働きながら資格を取ってキャリアアップしたい
- 介護施設の中でも比較的ホワイトな環境で働きたい
こんな方は、介護専門の転職サイトを利用することで仕事探しが有利になります。資格取得サポートや、残業無しの職場もあるので、気になればチェックしてみてください。
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- 働きながら0円で介護資格が取得できる
- 「日勤のみ」など柔軟に働き方を選択可能
- 無資格・未経験OK
得意分野 ケアマネージャー,介護福祉士(介護士),介護職員基礎研修,介護職員初任者研修,介護職員実務者研修,社会福祉主事任用,介護未経験・介護資格なし 条件 無資格OK、未経験OK -
- レバレジーズが運営する介護の転職エージェント
- 未経験者可や正社員求人あり
- 合わない職場へ無理に就職させることはない
得意分野 面接対策、面接同行、残業少なめの条件あり 条件 無資格OK、未経験OK -
- 株式会社エングラムが運営する転職サイト・転職エージェント
- 未経験・介護資格無しでも応募可能の介護求人がある
- 担当キャリアパートナーが面接日程を調整する
- チャット形式の応募フォームから会員登録する
得意分野 担当者が介護事業者との面接対策をする。介護未経験者・介護資格なしの求人案件が豊富。 条件 無資格OK、未経験OK -
- リクルートが運営する転職総合サイト
- 未経験可の介護求人が豊富にある
- 転職の最初に登録しておくサイト
得意分野 介護専門の転職サイトではない。介護未経験者・介護資格なしの求人案件が豊富。 条件 無資格OK、未経験OK
介護職で不採用になりやすい「就職できなかった時の最後の行き先」という考え方について
『どこにも就職できないから介護に行こう…』という人は、面接で見抜かれて不採用になるケースが多いです。特に従業員の待遇を良くしている介護施設ほど、この傾向があります。
言葉は悪くなりますが、仮に採用されてもまともな仕事ができないので、現場の介護士からも邪魔者扱いされてしまいます。
「どこにも就職できないから~」という考えだと誰も得しません。介護業界以外を目指したほうがよいでしょう。